不倫と結婚とその後

20歳も離れた相手と結婚したひとみは、順調に新婚生活を送っていました。彼女はますます美しくなり、彼と一緒に外出すると実にお似合いの夫婦に見えます。彼はまだまだ若いですが、海外に留学していた経験を活かして日本と世界をつなぐ架け橋になるべく頑張っています。

ひとみは結婚をしたとはいえ、いまだ現役で仕事を続けていました。彼女にとって仕事は恋愛と同じくらい大事な人生の柱だったので、できる限り続けていこうと心に決めていました。

ひとみは全てにおいて熱心で丁寧な仕事をするので、会社にとっても貴重な人材でした。そのため、彼女は以前よりもっと多くの重要な仕事を任されるようになりました。仕事が重要であればあるほどその責任は重くなりますが、今の彼女はそれでもストレスを感じることはありません。

以前は不倫で癒しを求めていましたが、今は夫と一緒に出かけたり二人で一緒に過ごしたりして休日を楽しんでいます。ひとみは不倫サイトを結婚してから一度も開いてはいません。今までは彼氏がいても不倫を続けていたのですが、今回は全くそんな気持ちにならなかったのです。

彼の方も、ひとみに出会ってからは不倫をすることはありませんでした。もちろん、彼はまだ若いですから、周りにも素敵な人がたくさんいるはずです。けれども、ひとみは心配など全くしていませんでした。なぜなら、彼女は運命を信じていたからです。

運命で巡り会った相手はこの人だと直感で感じていたからです。

結婚が気になる年代

不倫サイトにはまっているひとみは、周囲が結婚の話題で騒ぎはじめても全くと言って良いほど無関心のままでした。彼女の同年代の同僚は、だんだんと結婚を意識するようになってきており、勝ち組だとか、負け組だとかいう言葉も出始めていました。社内でつき合っている人も何組かいましたし、結婚の予定を組み始めた人もいます。

新婚の同僚は、ひとみが全く結婚に無関心なのを不思議がっていましたが、そもそもひとみは異性にモテるから問題ないだろうと他の多くの人にもそれほど気にされることはありませんでした。

ひとみは、不倫サイトでも結婚のことには全く触れていませんでした。結婚が怖いだとか、結婚するのが嫌だというわけではありませんが、どうしてもその気が起こらなかったのです。彼女は常に自由に行動できる状態でいられることを求めていたし、誰か一人に尽くすことはあまり好きではありません。そして最も問題なのは、ひとみが結婚を必要ではないと考えていることにありました。

いくら彼氏がいたとしても、不倫サイトで自由に恋愛を楽しんでいたとしても、その先には結婚というゴールはなかったのです。こういうわけで、ひとみは周囲の女性たちとは少し違った意識で毎日を過ごしていました。結婚するとか、しないとかいうことは、彼女にとってそれほど大きな問題ではないのでした。

ひとみが大切にしていることは、今が充実しているのかどうかなのです。ですから、彼女は今を楽しんで生きています。